アニメのWUGしか知らなかった私がFINAL LIVEに参加してきた
2019年3月8日、さいたまスーパーアリーナで開催された「Wake Up, Girls! FINAL LIVE 想い出のパレード」に参加してきました。
私にとっては最初で最後のWUGちゃんのライブ参加だったのですが、本当に素晴らしいライブだったんです。
ライブを通じてWUGちゃんとワグナーの方々に想ったことを残したくて、コツコツ文章に書いてみました。
語彙力皆無で文章を書いた経験も少ないため、読みづらい点が多々あると思いますがご了承ください。
WUGちゃんとの出会いとWUGちゃんを追いかけなかった私
はじめに、私は「アイカツ!」と「ドリフェス!」が好きなおじさんです。
そんな私がWUGちゃんと初めて出会ったのは確か2014年頃。アニメ1期放送終了の後でした。(この頃の私はアイカツ!に夢中になっていました)
アニメ1期の大田さんが号泣するシーンの画像がSNSで話題になったのがキッカケで、興味本位で映画1作目を観ました。
初ライブシーンのパンチラに少し不快感を覚えたものの、彼女達の明日の行方が気になりアニメ1期を視聴し、徐々に作品が好きになっていきました。
その後の劇場版(青春の影&BtB)とTVアニメ二期はリアタイで視聴するようになりました。
(うぇいくあっぷがーるZOOはまだ観れてない...観たい...!)
正直なところ、アニメシリーズでは作画のクオリティにモヤモヤすることが多かったんです。素敵な演出、台詞、良い曲だと想っても作画が崩れていて台無しにしてる印象が強いというか。
大人な事情で振り回されたり、メンバー間の実力差やWUGらしさについて葛藤する等、他アイドルにはない視点から描写される彼女達の成長にグッと来ました。松田さんや丹下社長の存在も欠かせないんですよね。WUGちゃんに感化されて熱くなる松田さんも、いざという時に暖かくサポートしてくれる丹下社長の存在も良い味を出していて。
また、大田さん筆頭のワグナーの方々の描写も新鮮でした。
アウェーな場でも一新にWUGちゃんをコールで応援したり、WUGちゃんの良さを多くの人に知ってもらおうと布教活動に専念する姿は、同じ推しを応援する側の人間としてカッコいいいと心から思えたんですよね。
でも、私がWUGちゃんにしたことといえば、アニメを視聴したり、アニメの中で使われた曲を聴くくらいでした。
「WUGアニメ良かった!好き!」と口で言っていたものの、イベントに参加したりアプリも遊んでいません。
そして、3次元のWUGちゃん達の活動は全くと言っていい程知らなかったんです。ネット番組やラジオ、そしてライブ。
アイドルとしてのWUGちゃんとは向き合っていませんでした。
他作品に声優として参加していることや、主題歌を担当していることは知っていても「WUGちゃん頑張ってるなぁ」と思うだけで追いかけてはいませんでした。
何故SSAに参加しようと思ったのか
WUGちゃんの解散のことを知ったのは、解散が発表された後から4ヶ月後の2018年10月。
「ドリフェス!」の武道館FINAL LIVEの時です。
大好きなコンテンツが活動休止を迎えるタイミングでした。
この武道館ライブの前の私はドリフェス!というコンテンツにもう会えなくなってしまう寂しさ、辛さ、悲しみ、そして「こんなに素晴らしいコンテンツを知らない人がいる」ということに対する悔しさ。そんな感情が渦巻いていました。
そして迎えた武道館ライブ当日、会場の前に立ち並ぶ多数のフラスタのなかに「とあるワグナーより」と書かれたフラスタがあったんです。
WUGちゃんの解散のことをまだ知らなかった私は「なんでワグナーの方からフラスタが?」となり経緯を調べました。
そして、WUGちゃん達の解散することや、アニサマの時にドリフェス!の存在を知ったワグナーの方々が武道館の席を埋めにに来てくれたことをようやく知りました。
私はアニサマには参加できなかった&その時は仕事で多忙だったため、アニサマでのDearDream(ドリフェス!内のアイドルユニット)の評判だけ調べて満足してしまい、WUGちゃん達の情報を流してしまっていたんです。本当に情弱で申し訳ない。。。
ドリフェス!武道館ライブ後、ワグナーの方々が「初ライブだったけど、サイコー超えてた!」「凄く楽しかった!」と次々と感想をTwitterやブログに残してくれて、泣きながら読んでいました。
ライブを楽しんでくれたことは勿論、最後の最後で「ドリフェス!」の存在を知ってくれたことが何より嬉しかった。
そんなこともあり、Twitterにてワグナーの方をフォローし、それからWUGちゃんのライブの情報や感想がタイムラインに流れてくるようになりました。それを観るうちに
「私もWUGちゃんを見届けたい!」
「WUGちゃんをちゃんと知らないまま終わりたくない!」
「ドリフェス!のために武道館に来ていただいたワグナーの方々に恩返しがしたい!」
そんな気持ちが日に日に強くなっていったんです。
そんな中、3月8日さいたまスーパーアリーナでのWUGちゃんFINAL LIVEが発表されました。
SSAを迎えるまで
とはいえ、あまりにWUGちゃん達のことを知らな過ぎた私は、ひとまず最新のメモリアルアルバムを購入し、まずは曲を知ることから始めました。
キャラソンや別アニメの主題歌、そして新曲の4曲。今まで聴いてこなかった曲の多くが歌詞、声、メロディー共に私に刺さるものでした。
新曲4曲に至っては初めてなのに、彼女たちが歩んできた私が知らない6年間への想いが込められていると思うと、彼女たちのことを殆ど知らない私が泣くべきじゃない分かっていても自然と涙が出てきてしまって。(元々涙もろい性格)
アルバムを最後まで堪能し終えたとき、良い曲を知ることができた、聴くことができた。そんな嬉しさが一番にありました。 しかし、それと同時に強い後悔の気持ちもありました。
「なんでこんな良い曲を知らずにいたのか?彼女達を追わなかったのか?」
アルバムについてきたMVの出来も凄く良くて、聴けば聴くほど、観れば観るほど WUGちゃんの色々な表情が分かり、彼女達が好きになっていきました。
CDを購入してからはライブのコールやダンスの振り付けを、素人ながらに予習してライブ当日を迎えました。(ネット番組のWUGちゃんねる!やブログを追いかけようと思いましたが、ライブまでの時間の制約には勝てず、、、)
ライブ当日
WUGちゃんの音楽を聴きながら物販開始の2時間前にSSAに到着。
既に多くの方々が物販の列に並んでいました。
物販は予想より好評で2時間くらいで全てのグッズが完売。
なんとかパンフとステッカーをギリギリで購入できましたが、お目当てのTシャツ、タオル等は草ブレードは買えず。
ドリフェス!のカード型ペンライトを持っている身としては草ブレード本気で欲しかった... (通販が決まったので購入する予定)
WUGのグッズを何一つ身につけないで応援することになってしまい申し訳ない気分になりましたが、予想以上に開場まで時間が空いてしまったので会場付近を散歩することに。
ワグナーの方々が集まって笑顔で語り合っていたり寄せ書きを書いている様子を観ていたら「あぁ、 WUGちゃん愛されてるなぁ」と改めて痛感し、ライブが楽しみな気持ちで一杯になりました。
あと、気づいたのですが結構WUG以外のグッズを身に着けている人も結構見かけたんですよね。それこそ「ラブライブ!」や「アイマス!」とか。
私は今回はドリフェス!やアイカツ!のグッズはペンライトくらいしか最低限しか持ってこなかったのですが、私と同じように今回初めて参加する人も結構いるように思えて。きっと私が知らないだけで、ワグナーの方々の努力が、呼びかけが実を結んだんじゃないかと思っています。
入場時間の30分前頃?になったのでゲートの前で待機していたところ、遠くから
「行くぞ!がんばっぺ!Wake up girls!」の掛け声が聞こえてきたんです。後で知ったのですが、この時会場近くの広場で大勢のワグナー方々が円陣を組んで気合を入れていたようで、この瞬間アニメに出てきた大田さん達の姿が脳裏に浮かび上がりました。「ワグナーも5次元....!」と思わずにはいられなかったです...!
そんな事を思っているうちにある人生初のSSA入場。先に向かうまでの通路には関係者とファンから送られた多数のフラスタが置いてあり、それを見て涙ぐむ方々も見かけました。
時間の流れは速いもので、フラスタを眺めているともうそろそろライブが始まる時間に。席は200レベルの壁際で、遠いけどモニターも中央ステージも眺められる位置でした。
会場が埋め尽くされていき熱気を帯び始めた頃、 WUGちゃんを今まで支えてきた丹下社長、松田さん、早坂さんのナレーションが流れ始め、熱い気持ちが込み上げます。いよいよだ...!
約束の地で見た最高で最強の7人
WUGちゃん達が各々の出身地からSSAに集結するOP、その表情や視線にはこの6年間で経験したことが表れているように見えて。この時点で泣きそうになりました。
そして1曲目「タチアガレ!」のイントロと共に7人が登場。
SSAをいっぱいにした13000人が「Wake Up, Girls!」の掛け声と共に一つになった瞬間、「WUGちゃん、勝った」と確信しました。
「勝ち」という言葉。これは「ドリフェス!」のFINAL LIVEでセンターの石原壮馬が最後のMCでファンに向けて言った言葉です。「ドリフェス!」の終わりに涙するファンに向けて「悲しむことはない。なにもないところから始まった私たちが、ここまで来れたことは誇りだ!皆さんも誇りましょう。これは勝ちです!」という言葉を送ってくれて、多くのファンの心を救ってくれた。
そんな言葉を思い出すくらい、1曲目から会場の一体感が凄くて。
今まで心の奥底に残っていた「申し訳なさ」みたいなものが消えて、まだ1曲目なのにこのライブに参加できたことの喜びや誇りみたいな気持ちで満たされたことは今でもハッキリと覚えています。
曲は「16歳のアガペー」「7 Girls War」と続きます。
初期の制服姿で華麗に舞う彼女たちは本当に可憐でした!
そして明るく可愛いMCでの挨拶が入った後、「ゆき模様 恋の模様」「言の葉 青葉」と続きます。
「言の葉 青葉」では仙台市内の映像が中央に映し出されていて、その映像とかライトアップの美しさがたまらなくて。元々この曲は特に好きな曲の一つだったこともあり、ここで涙が零れてしまいました。
岩手公演でイートハーヴシンガーズさんとコラボした合唱バージョンも聴ける機会があるのなら聞きたいです。
そしてアニメ映像の振り返り(序章からBtB)
映画のBtBのライブシーンは、ななみんの下りも含めて本当にエモくて大好きで(語彙力が来い)
まさかSSAの会場で見ることになる思っていなかったのでボロ泣きに追い打ちをかけられました。
次に、「One In A Billion」。
One In A BillionはMay'nさんとコラボしていた方を良く聞いていたので、そちらが特に印象的だったのですが、この曲のライブ演出ではライトが8人用に用意されていたのが凄く良くて。
後から知りましたが、この日May'nさんも一般席からWUGちゃんを応援していたとのことで、こういう繋がりが素敵だと思いました。
「素顔でKISS ME」「恋?で愛?で暴君です!」からのキャラソンメドレー。
この辺りはとにかく楽しかった。夢中で声を出して盛り上がれて。念願の「オレモー!」コール楽しい。。。
キャラソンメドレーでは人生初のトロッコ演出を経験したのですが、会場のペンライトの色が変わっていき自然な流れでペンライトの虹が作られたんですよね!
映像で見直せば不揃いで綺麗な虹じゃなかったのかもしれないですが、その場に居た私たちにとっては完璧な虹で、凄く綺麗だったんです。
出張「WUGちゃんねる!」からの7人全員で歌う「HIGAWARI PRINCESS 」も、それに続く「スキノスキル」「僕らのフロンティア」も凄く良くて。
会場が彼女たちに夢中になっていた。
「HIGAWARI PRINCESS」は個人で歌っているバージョンしか聞いたことがなかったので、7人バージョンは新鮮で...!みんなで歌うのも凄く良い...!
「スキノスキル」は最近知ったばかりの曲でしたが、凄く好きだったんですよね。
優しいメロディーと歌詞。愛おしい気持ちで満たされる曲を、ライブで聴けたのは本当に嬉しかった。
その後、MCの後に約束の地での「7 Senses」
この曲はアニメのOPで初めて聞いた時から特に大好きな曲だったので、約束の地でこうして聴けたのは本当に良かった...!まゆしぃの煽りに応えるワグナーの方々も最高で、楽しくもボロボロ泣いてしまいました。
そこから極スマこと「極上スマイル」も凄く盛り上がっていて。
この曲は正直言ってしまうと、最初はそんなに好きではなかったんです。
アニメ内でも言われてましたが「WUG以外が誰が歌っても成立してしまう」からなのかもと。でもやっぱ元気になれる曲なんですよね~!楽しかった...!
その後、I-1 club、ネクストストーム、Run Girls, Run!の3組のキャストの方々からWUGちゃんへのメッセージコーナーと「雫の冠」。
そろそろこの楽しい時間が終わってしまうんだなぁと寂しい気持ちと、美しいパフォーマンスに感動する気持ちが溢れました。
そして、劇場版で使用された「少女交響曲」「Beyond the Bottom」
この2曲は映画館で初めて聴いた時の印象が特に強いこともあったので、このSSAで拝めたことは本当に最高でした。
BtBの最後でみにゃみちゃんが「WUG最高ー!!」と叫んで私はまた泣いてしまった。
「ライブで映画のラストシーンを再現してくれた」の一言で済む出来事なのかもしれませんが、アレはワグナーとWUGちゃんがこれまで築いてきた過程が、あの叫び声を産んだんだと思います。
そこから続く新曲の4曲。
「海そしてシャッター通り」「言葉の結晶」「土曜日のフライト」
そして「さようならのパレード」
直前でのMCでまゆしぃが言っていた通り、WUGちゃんの軌跡とも言える4曲。
私は彼女達が歩んできた道のりをまだよく知らない。でもアルバムで初めて聴いた時に、「この曲には色んな想いと思い出が込められてるんだ」とそんな私にも分かる曲だったんです。
さようならのパレードの最後で「Wake up!」と会場全体で声を出した時の光景は本当に美しかった...。
ここで一回ライブは幕を閉じました。
でも、この後からがまた凄かった。
アンコール後の「SHIFT」「地下鉄ラビリンス」で会場は一瞬で笑顔に戻り、ハイテンション。
椅子のパフォーマンスもトロッコ演習も
楽しい!楽し過ぎるぞ WUGちゃん!
大いに盛り上がった後は「TUNAGO」
ぎこちないながらも、事前に動画を見て覚えたサビの振り付け。その時は勿論ひとりでしたが、ライブ会場がこの曲で1つになる様は言葉では表現できない感動があって、気がついたら涙が溢れてました。
Wアンコールの後はWUGちゃんからの手紙と、WUGちゃん作詞の「Polaris」
こんな愛に満ちた展開はあるのかと涙せずにいられませんでした。
この日のライブは私を含めて結構な人数が居た気がするんです。
でも、Polarisのまゆしぃソロで、会場全体のペンライトの色が白から赤に一瞬で切り替わったんですよね。涙を流しながら観たその満点の星空は綺麗で素晴らしくて、今後もあの瞬間は忘れられそうにありません。
会場の各所から涙をすする音が聞こえる中、トリプルアンコール。
そして、この日最後に歌われた曲は本日1曲目で披露された「タチアガレ!」
これが本当に楽しくてサイコー超えてた...!
一番最後だったけど、最も声が出ていて盛り上がっていたと思います。
会場全体が「WUGが好き!」という感情で溢れているように感じました。
これから
私はこれからWUGちゃんの事を知っていく人間だと思います。
WUGちゃんが今まで歩んできた6年間の一部しか知ることはできないと思います。
でも、彼女たちの新章は応援することができると思います。
そして、SSAのFINAL LIVEに参加できたことは、あいちゃんの手紙にもあったように何十年経過しても本当に誇れることだと確信しています。
最後に
ここまでワグナーの輪を広めてくれたワグナーの皆さん、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました!
そしてWUGちゃん、最高のライブをありがとう!!